湘南を彩るもの・・・ほたるぶくろ2
花を下からのぞいて見ると中央に、長い棍棒状のメシベが一本にゅっとつき出し、奥にいじけた五本のオシベが、ぬけがらのようにはりついている。
開く寸前の蕾を割ってみるとわかることだが、オシベは花が咲く前に熟し、花粉をメシベ中ほどに全部くっつけてしまう。
花が開くと同時に、短かったメシベは三倍ほどに伸び、蜜を求めてやってきた虫に、オシベから預かった花粉を分配する。
すっかり花粉がはけるとメシベの先が三つに裂け、他花の花粉を受け入れるようになる。
こんなしくみがあるので、花をのぞくと、それが青年か熟年かすぐにわかってしまう。
湘南地方のホタルブクロの仲間は、他に一変種、ガク片の間にそり返った付属物を持たないヤマホタルブクロが見られる。
稀に海岸近くでシマホタルブクロに出会うが、定着しているかは疑わしい。
湘南地方のキキョウ科は他にツリガネニンジン、タニギキョウなど五種。
箱根や丹沢の山地ではイワシャジン、ソバナ、サワギキョウなどが見られる。