多チャンネル・地域性を重視 2
「日本企業から広告出稿が殺到し、われわれがはじき飛ばされるのではないか」。
以前からスターテレビに洋酒の広告を出している外資系広告代理店の役員はつぶやきます。
「石を投げ付けたくなった」
・・・16局のCS放送会社で構成する「衛星テレビ広告協議会」が95年夏に池袋で開いたシンポジウムに出席した広告代理店社員は、一斉に目をつり上げました。
外資系視聴率調査会社、ニールセン・ジャパンの斎藤本部長の発言がきっかけでした。
毎年11月、資生堂が冠スポンサーとなり、民放テレビが放映する「東京国際女子マラソン」の世帯視聴率は95年は16・5%。
ところが同社の調査では、資生堂が最大のターゲットとした18~34歳の女性の個人視聴率は2・1%にすぎないことを"暴露"したのです。