中国の壮大な実験と日中貿易
中国はこの10年間、社会主義体制と競争的市場メカニズムを共存させて産業の活性化を図るという壮大なドラマを演出してきました。
そして89年の天安門事件がこのドラマを幕切れにしてしまったかのようです。
では、これまでの成果はどうだったのでしょうか。
中国貿易大手、東京丸一商事の方に、取引の現状をたずねると・・・
「昔は中央一本の取引体制でしたが、最近契約主が地方に分散されて各企業体に任されることになり、その結果、トラブルが増えています。
まだ地方の企業体が慣れていないからでしょう。
契約しても品物が予定どおり入らないことがあって困っている」
・・・との答えが返ってきました。
そういう声は意外に多く、なかには中国から撤収した企業もあります。